Auth0で連続ログイン失敗したとき、ログインをブロックする(Brute-Force Protection)
連続ログインに失敗しているアカウントがあるとき、一定回数NGの場合にログインさせたくありません。 Auth0では、Attack ProtectionのBrute-Force Protectionで実現できます。
本記事では、Brute-Force Protectionの動作を試してみました。
おすすめの方
- Auth0のBrute-Force Protectionを知りたい方
Brute-Force Protectionのデフォルト設定を確認する
Brute-Forceの検知
デフォルトでは、ログインを10連続で失敗すると、ブロックされます。 また、許可IPリストは「無し」となっています。
Brute-Foruceの反応
ログインをブロックする設定が有効になっています。 IPアドレスに関係なくアカウントをブロックする設定は無効です。 そして、ブロックされたユーザにメールを送信します。
ブロックの解除方法
公式ドキュメントによると、ブロック解除の方法は下記です。
- ブロックされたユーザが、「ブロックされたよ、心当たりあるならこのリンクでブロック解除してね」のリンクにアクセスする
- ブロックされたユーザが、パスワードを変更する(複数アカウントをリンクしている場合は、すべてのアカウントが対象)
- Auth0テナントの管理者が、該当ユーザのブロックを解除する
- Auth0テナントの管理者が、しきい値を引き上げる
Brute-Force Protectionを試してみる
10連続でログインを失敗する
適当なパスワードを入力してログイン失敗を繰り返すと、下記のメッセージが表示されました。
このアカウントは、短時間での複数回ログイン試行によりブロックされました。
ユーザ情報でもブロックが分かる
ユーザ情報を確認すると、ブロックしている旨が表示されています。
Auth0テナントの管理者なら、ブロック解除もできます。
Auth0からアカウントブロックの連絡メールが来た
ユーザに対して、Auth0から次のメールが来ました。
メールのリンクにアクセスして、アカウントのブロックを解除する
さきほどのメールのUNBLOCK
にアクセスすると、ブロックが解除されました。
解除後は、ログインができます。
さいごに
「こういう機能、必要だよね」がすでにあって簡単に使えるのが嬉しいですね。